抱き癖ってあるの?

こんにちは!
助産師のおおこしです。
ところで、抱き癖って聞いたことありますか?
赤ちゃんがよく泣いて抱っこしないと泣き止まない時に
「抱き癖がついた」と言うことが多いようです。
特に新生児期に使われている気がします。
そして、主に年配の方が使われるような気もします。
驚いたことに、Wikipediaには「抱き癖」と言う言葉はありませんでした。
新生児は、ほんの何日か前にママのお腹から出てきたんですよね。
それなのに3時間毎の授乳以外は寝てる・・・・・・そんなことあるんでしょうか?
24時間ママとくっついていたんですよ!
お腹から出てきたって、ママとくっついて安心したいですよね~!
もちろんしっかり母乳が飲めたりミルクを飲んだりすると、2時間くらい寝ることはあると思います。
でもでも、泣いたっていいじゃないですか~。
抱っこして安心させてあげましょう。
安心=授乳です!
特に新生児期は、授乳回数が多いことで母乳のホルモンも増えて母乳量が増えます。
つまり、たくさん抱っこして授乳する事で母乳育児ができやすくなるんです!
抱き癖・・・・・・そんなのはないんです!
新生児から3か月までの時期にしっかり抱っこして授乳をする
↓
・母乳量が増える
・ママとくっつくことで赤ちゃんは安心する
・抱っこや授乳回数が増えるので、ママも赤ちゃんのお世話に慣れる
↓
3か月くらいすると、直ぐに抱っこしなくても一人で少し遊べるようになることも多いです。
それも、いつもすぐに抱っこしてもらって安心感や信頼が育つからなんです。
いつも抱っこすると甘えん坊で我慢できない子になる・・・
そんな都市伝説もありますよね(;´Д`)
実はいつも抱っこしたり授乳することで、赤ちゃんは安心感や信頼感を持てるので落ち着いて遊べるようになってきます。待てるようになります。
抱き癖はないんです。
逆に、抱き癖をつけるくらい抱っこして授乳しましょう(^^♪